日向往還(ひゅうがおうかん)は、肥後の国(熊本)と日向の国(宮崎)を結ぶ約136㎞に及ぶ旧藩時代の古道で、現在の熊本市~御船町~山都町~五ヶ瀬町~高千穂町を通り、日之影町~延岡市へ至る旧藩時代の歴史街道です。また、鎌倉時代から肥後と日向を結び、多くの人々の暮らしを支える生活物資を運ぶための民の道として切り開かれた往時の暮らしぶりが色濃く残る景観と、九州島発祥の地として太古のエネルギーを秘めた自然、そして語り継がれる日本創世神話といった豊かな文化が息づいています。沿線には、心洗われる自然と往時の面影がいたるところに残っています。かの有名な西郷隆盛もこの地を歩いたとされています。この地を歩き、巡ってみませんか?
九州中央自動車道の整備が進み、現在、山都中島西IC~山都通潤橋IC間などが開通。「日向往還」がより身近になっています!
日向往還の沿線には8つの市町があります。それぞれの市町に個性豊かな特色があり、様々なグルメや観光名所も多くあります。
御船町は日本一の恐竜化石産出量(白亜紀後期)を誇ります。御船町恐竜博物館を中心に、歴史ある町並みと隠れ家的なレストランで食事が楽しめる本町通りなどがあります。
御船町観光紹介動画
かつて日向往還の沿線に繁栄した商人町である浜町と宿場町馬見原には、熊本最古の酒蔵の一つ「通潤酒造」など、かつての面影を色濃く残す風景や独特の文化が脈々と継承されています。
山都町観光紹介動画
江戸初期の創建といわれる浄専寺。境内には、宮崎県の天然記念物に指定されている樹齢約300年のシダレザクラがあり、毎年3月下旬から4月上旬頃に淡紅色の美しい花を咲かせます。扇形に広げた枝いっぱいの花を観に多くの観光客が訪れます。
五ヶ瀬町観光紹介動画
日本創世神話発祥の地であり、数多くの神聖なパワースポットが点在します。
高千穂観光紹介動画
町の9割が森に覆われている日之影町。その森がもたらすセラピー効果を活かし、メニューを提供する「森林セラピー基地」に認定されています。
日之影町紹介動画
豊かな緑の森林と山々、深い渓谷と清らかな水の流れ、透明度の高い美しい海。延岡市には、市街地近郊に超一級の海・山・川があり、多彩な自然体験ができるアウトドア天国です。
延岡市紹介動画
日向往還沿線の市町には、魅力溢れるスポットが満載。そんな日向往還のおすすめスポットをご紹介します。
吉無田高原の丘の上に建つ星の森ヴィラ。全部で5棟あるドームハウスは、それぞれ趣きの違ったデザインが魅力です。冷暖房はもちろん、テレビやお風呂、寝具セットなど完備していて、手軽にキャンプが楽しめます。
熊本県上益城郡御船町田代8405-24五ヶ瀬川上流に位置する全国でも珍しいU字谷渓谷。侵食によりできた約200mの絶壁が約10kmに渡って続きます。通年絶景が楽しめますが、特に新緑と紅葉の時期は雄大な景色が広がります。天候条件が合えば、雲海に出会えることもあります。
熊本県上益城郡山都町長崎標高1,307mの祇園山からは、クサリサンゴやサンヨウチュウといった海に棲む4億年前の生物の化石が発見されていることから“九州島発祥の地”と言われています。山へ向かう途中には、由緒ある佇まいの祇園神社に立ち寄ってみては。
宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町鞍岡太古の昔、阿蘇の火山活動で噴出した火砕流が、五ヶ瀬川に沿って流れ、冷えて固まってできた峡谷。自然豊かな絶景とスピリチュアルなムードが広がります。高千穂の魅力を十分に感じることができるスポットです。
宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井御塩井標高513mの国見ヶ丘は、雲海の名所として有名です。阿蘇五岳や祖母連山が見渡せる絶好のスポットで、見頃は秋から初冬の冷え込んだ晴れの日の早朝。2011年に、世界的旅行ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で一つ星を獲得した眺望を持つ展望所は絶景ポイント。
宮崎県西臼杵郡高千穂町押方森の持つ癒しの効果を科学的に検証し、森林浴を核に癒しのメニューを提供します。 セラピープランでは個々の体力や体調などに合わせたセラピーロード散策、マインドフルネス、木育、その他日之影町の季節の良さを取り入れたメニューを用意しています。 日之影町観光協会にお気軽にご相談下さい。
宮崎県西臼杵郡日之影町七折8705-12延岡市の中心部にある標高251mの山で、頂上付近にある展望台からは市街地を360°一望することができ、「日本夜景遺産」に認定されています。
また、「日本百名月」にも選ばれており、条件がよければ、満月が昇る日は大海原に「月の道」が浮かび上がり、夜景をより幻想的に見ることができます。
日中は、天気に恵まれ運が良ければ四国を見ることができます。
阿蘇外輪山のすそ野に広がる標高600〜700mの吉無田高原。草原内の起伏を生かしたマウンテンバイクコースやスキルパークを完備しており、初心者から上級者まで気軽にマウンテンバイクが楽しめます。吉無田高原はインスタスポットとしても人気の場所です。
熊本県上益城郡御船町田代8405-24日本最南端の天然雪スキー場で、晴天時には阿蘇五岳や九重山をはじめとする大パノラマを一望できる絶好のロケーション。ゲレンデは最長滑走距離1,000mのパラダイスコース、そして最大斜度30度のダイナミックコースの2つのコースで構成され、初めて滑る方のための初心者コースもあり、バラエティ豊かに楽しむことができます。
宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町鞍岡4647-171延岡市には国内最大級のオオスリバチサンゴの海があり、ダイビングスポットとしても有名です。ドライスーツを着用すれば、一年中海の楽園を楽しめます。泳ぎが苦手な方でも、案内人が、マンツーマンで対応してくれるので、安心して体験できます。
宮崎県延岡市東本小路131番地5御船町の新名物!!お菓子をトッピングして出来上がった恐竜は、思わず『ガオーッ』と言ってしまいたくなるカッコ良さ!恐竜ソフトと記念撮影をした後は、ガブっと召し上がれ♪味はミルクとお茶(緑茶またはほうじ茶)とミックスからお選びいただけます。
熊本県上益城郡御船町辺田見100天然酵母バンズに揚げたての桜コロッケと地元産のお野菜をサンド!桜コロッケは、外はサックサク、中は馬肉とじっくり炒めた玉葱がジューシーで、美味しさが口の中いっぱいに広がります。
熊本県上益城郡山都町馬見原61-3五ヶ瀬町の宮部精肉店の特製ホルモン、味付き豚ハラミをのせた「特ホル丼」が人気を呼び、町のB級グルメとして定着。今では町内の各食事処でオリジナル「特ホル丼」が食べられます。
宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町内閣総理大臣賞を受賞した高千穂牛を堪能できるお店。目の前で焼いてくれる鉄板メニューのステーキコースは4,300円(ディナー)から。ハンバーグや焼肉、お得なランチもおすすめ。
宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1099-1国道218号にかかる青雲橋のたもとにある道の駅青雲橋のレストランでは、野菜たっぷり具だくさんのチャンポンが人気。他にもカツカレーや鶏ごぼううどんなど多彩なメニューががあります。
宮崎県西臼杵郡日之影町大字七折8705-12日豊海岸は豊後水道から日向灘沿いのリアス式海岸で伊勢えびの宝庫。漁が解禁される9月から約3か月間、東九州伊勢えび海道伊勢えび祭りを開催しており、良質な漁場で獲れた伊勢えび料理を味わうことができます。
宮崎県延岡市幸町2丁目125 ココレッタ延岡2F通潤酒造は250年間地元の米・水・人にこだわり酒造りを行ってまいりました。熊本県で最古の酒蔵、「寛政蔵」を酒蔵カフェとして利用し、3杯1,000円の利き酒セットや酒粕を活用したスイーツなどを揃え、「のんびり、ゆったり、まぁるい時間」をコンセプトに日本庭園を見ながら、癒しの時間を過ごせます。
熊本県上益城郡山都町浜町54五ヶ瀬町産ぶどう100%でつくられたワインは、みずみずしさ溢れるフルーティな味わい。阿蘇の雄大な景色を眺めながら、旬の野菜や地元の食材を使った料理を味わえるレストランでの昼食もおすすめ。
宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町桑野内4847-1市内に四本の一級河川が流れる「水郷延岡」には、焼酎、日本酒、地ビールといったジャンルの異なる三つの酒蔵(佐藤焼酎製造所、千徳酒造、宮崎ひでじビール)が、独自の味を求めて地域に根付いています。
宮崎県延岡市東本小路2-1(延岡市観光戦略課)日向往還の最大の難所でしたが、約160年前、豪商・林田能寛が私財を投じ完成させた悲願の石橋で、橋に続く苔むした石畳は500mにもなります。西南戦争では薩軍の敗走ルートになったとされ、趣ある景観を残しています。八勢目鑑橋は歩いて渡れます。
熊本県上益城郡御船町上野八勢1854年に布田保之助が尽力し、水不足に悩む白糸台地へ水を運ぶために建設。国宝で日本最大級の石造りアーチ水路橋。橋の上部には3本の石の通水菅が敷設されており、現在も周辺の田畑を潤しています。橋中央部からの放水は迫力があり、圧巻。また、通潤橋近くにある“五老ヶ滝”は50mの高さから滝壺へと落ちる瀑布の眺めが壮観で、虹が見られることも。
※現在、滝つぼに降りることはできません。
日向往還の宿場町として栄えた商店街。かつて商業の発達により、たくさんの馬が見られたことがその名の由縁とされる。今なお白壁造りの町並みが継承。若山牧水が修学旅行で訪れ、「馬見原ハ、シャレタ町ナリ」と日記に残しています。周辺の自然散策とともにまち歩きがおすすめ。
熊本県上益城郡山都町馬見原約1900年前に創建され、日向三代の神々やその配偶神など祀る神社で、平安期から高千穂郷八十八社の総社です。樹齢約800年の「秩父杉」や、大好きな人と手をつないで3回廻れば幸せになるという「夫婦杉」があるなど、恋愛のパワースポットとしても人気。
宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1037高千穂に伝わる伝統芸能。里ごとに氏神様を神楽宿と呼ばれる民家や公民館にお招きし、夜を徹して三十三番の神楽を奉納します。
高千穂町企画観光課 TEL.0982-73-1212江戸時代末期に、清和村(現山都町)を訪れた淡路の人形座から伝わったとされる。太夫、三味線、人形が一体となった総合芸術で、熊本県重要無形文化財に指定されています。
熊本県上益城郡山都町大平152(清和文楽館)